東日本大震災現地視察1日目

行程:陸前高田→気仙沼→南三陸町

東日本大震災被災地に向けて深夜松戸を出発しました。東北自動車道も福島県に入るといたる所に段差があり、防音壁も倒れ、復旧工事をしている個所が多数ありました。

陸前高田に入るトンネルを抜けると、今まで通ってきた新緑鮮やかな山の景色から一変します。見渡す限りガレキの山。そこに何があったのかも想像出来ない惨状でした。

気仙沼では、地元選出の小野寺五典衆議院議員の秘書・小野寺さんに被害状況と復旧についてヒアリングしました。小野寺さん自身も事務所で被災され、避難所生活をしたそうです。気仙沼は津波被害だけでなく、重油タンクが流されてしまったため、その重油が原因による火災被害も甚大ではなかったそうです。

避難所では、お店が流されながれも頑張っている店主の方、福岡来た自衛隊員の方と話をする事ができました。被災しながらも一所懸命に働いている姿、遠く福岡から被災者の方のために、お風呂の管理をしている自衛隊の方。その逞しさに頭が下がる思いです。 陸前高田から南三陸町まで海岸線を走りましたが、ガレキと壊れた堤防との連続でした。
南三陸町では志津川中学校の仮設住宅に引越してきた方とお話する機会がありました。町の全ての機能が失われたため、銀行にも行けず、義捐金が振り込まれたかもわからない状況との事でした。またこの仮設住宅では、飲料水がなく、広場のタンクまで取りにいかなくてはならない状況です。ご高齢の方には大変な作業でしょう。一刻も早くこの様な状況から復興するための準備を国・県・が一体となって進めていかなくてはなりません。